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ホノリウス4世 (ローマ教皇) : ミニ英和和英辞書
ホノリウス4世 (ローマ教皇)[ほのりうす4せい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [よ, せい]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
教皇 : [きょうこう]
 (n) Pope

ホノリウス4世 (ローマ教皇) : ウィキペディア日本語版
ホノリウス4世 (ローマ教皇)[ほのりうす4せい]

ホノリウス4世(Honorius IV,1210年 - 1287年4月3日)はローマ教皇(在位:1285年 - 1287年)。本名はジャコモ・サヴェッリ(Giacomo Savelli)。
ローマ貴族サヴェッリ家の出身で、聖職とは縁が無かった。2人の息子がおり、1人はウルビーノ市長に就任(1279年没)、もう1人はローマ上院議員になっている(1306年没)。
聖職者への道を進むのは妻の死後であり、パリ大学で学び、シャロン=アン=シャンパーニュ司教座聖堂参事会員に就任、イングランドノリッチ教区を割り当てられたが、任地へ赴く事はなかった。ここまでの経過はクレメンス4世と似通っている(彼も最初は俗人だった)。
1261年ウルバヌス4世から助祭枢機卿に任命、クレメンス4世死後のコンクラーヴェグレゴリウス10世を選任した6人の枢機卿の1人である。ハドリアヌス5世の治世ではドイツ王ルドルフ1世神聖ローマ皇帝戴冠式の日取りの折衝を執り行ったが、ハドリアヌス5世が急死、決定されないままに終わった。ニコラウス3世マルティヌス4世の戴冠式で教皇冠を与える役目を負っていた。
マルティヌス4世が1285年3月28日にペルージャで没するとコンクラーヴェが開かれたが、僅か5日の4月2日でジャコモが教皇ホノリウス4世に選出された。しかし、彼は老齢で痛風に侵されていた為、殆ど立ち上がれなくなっていた。
マルティヌス4世はナポリシャルル・ダンジューの傀儡で彼の意に沿う政策しか実施しなかったが、ホノリウス4世も同じくアンジュー=シチリア家寄りの態度をとり、シチリア王位も兼ねたアラゴン王家のバルセロナ家と対立した。シチリアの晩祷事件でシャルルはシチリアを失い、アラゴン王ペドロ3世に奪われたが、奪回の為にマルティヌス4世と甥のフランスフィリップ3世を巻き込んでまでペドロ3世と戦ったが、シチリアを奪還できないまま1285年1月に没した。
彼を支援したマルティヌス4世、フィリップ3世も同年3月と10月に死去、ペドロ3世も11月に死去してアラゴンは長男のアルフォンソ3世が、シチリアは次男のハイメが相続、1284年にアラゴン側に捕らえられたカルロ2世がシチリアの完全放棄を条件に釈放されたが、ホノリウス4世はこれを認めずハイメを破門、バルセロナ家との関係は悪化したままであった。
イングランドエドワード1世の尽力でアルフォンソ3世との和平交渉が始まったが、結論の出ないままホノリウス4世が死去、最終的にシチリア問題に決着が着くのはバルセロナ家とアンジュー家が姻戚関係を結ぶ1290年代になる。
他には、パリ大学に援助を行った事と、1285年イルハン朝の第4代ハンアルグンの書簡がローマに届けられた事が知られている。内容は共同でイスラム教徒打倒を提案したものだったが、ホノリウス4世は成す所のないまま死去、この課題は次のニコラウス4世に託される事になる。




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ホノリウス4世 (ローマ教皇)」の詳細全文を読む




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